先日、ブンゲン先生にお会いしてきました。ブンゲン先生とは、Day2の基調講演にご登壇いただく、数学者の加藤文元先生のことです。
加藤先生の専門は「代数幾何学および数論幾何学、とくにリジッド幾何学、非アルキメデス的幾何学」。
最初に登壇候補として加藤先生の名前が挙がった際、恥ずかしながら「これはかなり難しそうだ……」というのが私の第一印象でした。
しかし、加藤先生に直接お会いしお話をお伺いすると、大きな発見がありました。
数学とは、単に数字をこねくり回して計算するだけの学問ではない。
目の前にある「モノそのもの」を見るのではなく、その背後にある「関係性」を解き明かす学問なのだそうです。
特に興味深かったのが、現代数学の枠組みである「圏論(Category Theory)」のお話。
圏論では、対象となる「物」そのものの性質から一度離れ、その抽象的な「関係性」だけに焦点を当てて世界を捉えます。
これは、まさにVE(バリュー・エンジニアリング)の本質と同じではないでしょうか。
VEもまた、目の前にある製品や構造といった「モノ」から一度頭を切り離し、その背後にある「機能(Function)」に着目します。
固定観念や現実に縛られず、目的や関係性を捉え直すことで、新しい価値(Value)を生み出していく。
数学とVE。一見すると遠く離れた領域に見えますが、物事の本質を捉えるための思考法として、大いに共通点があります。
組織や社会を、どのように捉えるのか。
変革を前進させるために、どのような能力や方法が必要なのか。
そして、私たちは本当に何を解くべきなのか。
その答えの一つが、加藤先生の講演「ものの見方が変われば、世界はどう変わるのか」の中にあります。
「見方の転換」がもたらす思考のインパクトを、ぜひ会場で体感してください。
・・・ちなみに昨日は加藤先生とワインを飲み過ぎてしまい、終電を逃しました。。。
お盆も近づいて参りました。皆さんもお気をつけください。
公式サイトでは、講演者やプログラム構成、会場をご紹介しています。
ぜひ一度、ご覧ください。
奥森正浩
Value Conference Committee