山田英夫
早稲田大学名誉教授
『競争しない競争戦略』
『トレード・オン思考』
堀埜一成
前サイゼリヤ社長
ホリノ・MIコーポレーション社長
加藤文元
数学者
ZEN大学教授
東京科学大学名誉教授
細谷功
著述家
ビジネスコンサルタント
『具体と抽象』
『地頭力を鍛える』
澤口学
早稲田大学大学院教授
石井力重
創造工学研究者
早稲田大学非常勤講師
『AIを使って考えるための全技術』
土岐三輪
一般社団法人インパクト・マネジメント・ラボ
アソシエイト・共同代表
『ソーシャルセクターのための事業マネジメント実践ガイド』
伊藤学
東京ガス株式会社
資材部 調達企画グループ
VE推進チームリーダー
芝本秀徳
VDAI株式会社 代表取締役CEO
日本VE協会 VDAアカデミー長
頓挫するDX。
成果がでないAI導入。
掛け声倒れに終わる組織改革。
イノベーションを叫びながら、リスクを避ける文化。
なぜ、これほど多くの手法や技術を導入しているのに、
組織は思うように変わらないのでしょうか。
Value Conference 2026は、
その問いに、価値・目的・機能という視点から向き合うカンファレンスです。
変われない組織を突破するために、
ものの見方を変え、問いを更新し、
次の行動を生み出すための2日間です。
海と空に開かれた横浜・みなとみらい。
開放的な空間と充実した設備を備えた会場で、
新たな視点と出会う2日間、パシフィコ横浜 会議センターで開催。
その原因は、技術・人材・知識というよりも、
「価値・目的・機能をどのように捉えるか」という
視点の問題かもしれません。
VE(Value Engineering)は、あるべき姿(Purpose)を起点に、
必要な機能(Function)を問い、
組織や社会に価値(Value)を実装する方法論です。
私たちは、その本質を「機能思考」と呼びます。
Value Professionalは、
「機能思考」を備え、人を組織を動かす、
これからの時代の価値実現をリードする
すべての実践者のプロフェッショナル像です。
Value Conference 2026は、
VEを学ぶ場ではなく、価値を実現する人が集う場。
経営者から現場リーダーまで、業界や職種を越えて対話し、
視点と思考を持ち帰る2日間です。
Day 1
From VE to Value Professional
VEの次の時代を構想する
Day1では、
VEの歴史と成果を踏まえながら、
その本質を未来へ拡張する可能性を探ります。
実践事例や研究成果から学ぶだけではありません。
AI、経営戦略、国際動向、新たな学習・資格制度など、
隣接領域の知見にも触れながら、
Value Professionalの未来像を描きます。
Main Theme
Expand the Horizon|
視野を開く
Sub Themes
Learn from Practice|
実践から学ぶ
企業実践やMiles Award受賞事例を通じて、価値創造の最前線を学ぶ。
Learn from Study|
研究から学ぶ
VE研究や関連領域の知見から、価値創造の理論と可能性を深める。
Build the Ecosystem|
未来をひらく
国際動向、新資格制度、学習アーキテクチャなど、Value Professionalの未来を共に構想する。
Day 2
Seeing Beyond
見方を変えれば、未来が変わる
Day2では、
変わり続ける組織と価値創造の条件を探求します。
組織や社会を、どのように捉えるのか。
変革を前進させるために、どのような能力や方法が必要なのか。
そして、私たちは本当に何を解くべきなのか。
多様な専門家や実践者との対話を通じて、
価値創造の新たな可能性を探ります。
Main Theme
Conditions for Continuous Change|
変わり続ける組織の条件
Sub Themes
Tools for Transformation|
変革のための方法を知る
変革を構想だけで終わらせず、前に進めるための方法を学ぶ。
Capabilities for Value Creation|
価値創造のための能力を知る
これからの専門職に求められる視点、思考、能力を探る。
What Needs to Be Solved?|
未来の課題を発見する
私たちが本当に向き合うべき課題を、価値と機能の視点から問い直す。
Keynote
基調講演
第一線の知と実践者から学ぶ
Keynote 1
競争しない競争戦略
〜 トレード・オン思考 〜
山田英夫
山田英夫氏は、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了後、三菱総合研究所を経て、早稲田大学ビジネススクールにて長年にわたり競争戦略、ビジネスモデルの研究に携わってきた。デファクト・スタンダードの競争戦略研究により、早稲田大学より博士号を授与。専門は競争戦略およびビジネスモデル。規格競争、後発企業の逆転戦略、異業種に学ぶビジネスモデル、本業転換など、企業がいかに競争構造を捉え、変化し、価値を生み出すかを一貫して探究してきた。
著書に『逆転の競争戦略』『異業種に学ぶビジネスモデル』『競争しない競争戦略』『ビジネス・フレームワークの落とし穴』『トレード・オン思考』など多数。競争に勝つことを前提とするのではなく、競争の土俵そのものを問い直す視点から、日本企業が陥りやすい同質化競争や消耗戦に対して、独自の戦略論を提示してきた。
近年は、品質とコスト、差別化と標準化、顧客満足と利益といった二律背反を、単なるバランスや一方の選択ではなく、両立の可能性として捉える「トレード・オン思考」へと研究を深化させている。
変化の必要性を理解しながらも、既存の前提や常識に縛られ、新たな価値を生み出せない組織は少なくない。いま必要なのは“正しい答え”を探すことだけではなく、価値を生み出す前提そのものを問い直すことである。競争を超えた価値創造を探究してきた山田氏に、これからの組織に求められる「思考の前提を問い直す視点」を語っていただく。
Keynote 2
変わり続ける組織の条件
堀埜一成
前 サイゼリヤ社長
堀埜一成氏は、1957年富山県生まれ。京都大学農学部、京都大学大学院農学研究科を修了後、1981年に味の素へ入社。
ブラジル工場への出向、発酵技術研究所での研究開発などを経て、2000年に生産技術者として株式会社サイゼリヤに入社。同年に取締役へ就任し、2009年から2022年までの13年間、代表取締役社長を務めた。
堀埜氏が掲げてきたミッションは、食堂業と農業の産業化である。
「理念以外はすべて変える」と宣言し、急速成長後のサイゼリヤにおいて、事業を支える基盤づくりを進めるとともに、成熟期における技術開発と組織の進化を牽引してきた。
優れた戦略やアイデアがあっても、組織が動かなければ価値は実現しない。
変化を拒む組織。
前例に縛られる意思決定。
挑戦を阻む文化。
多くの企業が陥る現実を乗り越えながら、企業はどのように変わり続けることができるのか。
本講演では、サイゼリヤの進化を支えてきた実践の最前線から、変革を前進させるリーダーシップと組織づくりについて考える。
Keynote 3
ものの見方を変える
加藤文元
ZEN大学大学院教授・東京工業大学名誉教授
加藤文元氏は、京都大学で博士(理学)を取得後、九州大学、京都大学、熊本大学、東京工業大学を経て、現在はZEN大学教授、ZEN数学センター所長、東京工業大学〔現・東京科学大学〕名誉教授を務める数学者である。
専門は代数幾何学および数論幾何学、とくにリジッド幾何学、非アルキメデス的幾何学。長年にわたり、その基礎づけに関する研究に携わるとともに、日本語・英語の双方で専門書を著してきた。
また、数学史、数学者の思想と生涯、数学的な考え方を題材とした一般向けの著作も多数出版し、数学の本質的な面白さと思考の力を社会に伝え続けている。近年は圏論をはじめとする現代数学の考え方を通じて、複雑な世界をどのように理解し、関係性をどのように捉えるかについても、広く知的刺激を与えている。
前提そのものを問い直し、対象の見方を変え、関係性を捉え直すことによって、新しい可能性をひらくことである。本講演では、数学者・加藤文元氏を迎え、「見方が変われば、世界はどう変わるのか」を探求する。
Panel Discussion
パネルディスカッション
異なる視点が交差するとき、新たな突破口が見えてくる。
細谷功
著述家
ビジネスコンサルタント
東芝を経て、アーンスト&ヤング、キャップジェミニ、クニエなどの外資系・日系コンサルティング会社で経験を積み、独立。
思考のクセ、問題設定、抽象化思考をテーマに、ビジネスパーソンの思考変革を支援している。
著書に、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』『メタ思考トレーニング』『具体⇄抽象トレーニング』『具体と抽象』『「無理」の構造』『自己矛盾劇場』など多数。
澤口学
立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科
教授
長年にわたり、製造企業の研究開発・設計部門を対象に、実践的な次世代事業戦略、価値創造設計の方法論を研究・教育してきた。
専門はVE、TRIZ、イノベーション・マネジメントなど。VE研究の第一人者として、日本におけるVEの研究、教育、普及を牽引。
また、日本TRIZ協会副理事長として、創造的問題解決や技術開発の方法論の普及にも取り組んでいる。
伊藤学
東京ガス株式会社
資材部調達グループリーダー
ヤマハ発動機グループにおいて、部品バイヤー、ASEANでの開発購買・ソーシング、ベトナムでの開発購買マネジメントなどを経験。リーマンショック後の構造改革プロジェクトや、海外拠点でのコスト改革プロジェクトを通じて、調達・購買の現場から価値向上に取り組んできた。
2018年より東京ガス株式会社にて、調達改革、VE活動、取引先改善活動などを推進。領域をまたぐ多様なテーマにVEを適用し、企業内における価値創造活動を実践している。
芝本秀徳
VDAI株式会社代表取締役CEO
日本VE協会VDAアカデミー長
VE、プロジェクトマネジメント、DXを横断し、企業の戦略実行、プロジェクト推進、組織変革を支援している。
IT企業、流通業、サービス業などの現場に入り、経営課題を実行可能なテーマへと分解し、関係者の認識をそろえながら、変革を前進させるプロジェクト設計とファシリテーションを行ってきた。
近年は、VEを製品開発やコスト改善の方法論にとどめず、経営、組織、DX、人材育成、プロジェクト実行へと拡張する活動を進めている。
Technical Lectures
技術講演
最前線の知見から、明日の実践を学ぶ
石飛龍一
株式会社研電社
代表取締役社長
石井力重
アイデアプラント代表
早稲田大学非常勤講師
土岐三輪
一般社団法人インパクト・マネジメント・ラボ
瀬下大輔
ZEN大学講師
人工知能学会委員
株式会社すうがくぶんか 代表
Industry Lectures
産業講演
現場で生まれた価値実現のリアルに触れる
Value Conference 2026で得られるのは、
単なる知識やノウハウではありません。
持ち帰ってほしいのは、
新しい視点です。
組織を見る視点が変わる。
問題の捉え方が変わる。
問いの立て方が変わる。
価値の考え方が変わる。
変革の進め方が変わる。
この2日間で、あなたは次のような問いに向き合うことになります。
なぜ、組織は変われないのか。
なぜ、正しいと分かっていても行動できないのか。
なぜ、新しいアイデアは組織の中で失われるのか。
なぜ、手法を導入しても成果につながらないのか。
私たちは本当に何を解くべきなのか。
これからの価値創造を担う専門職とは何か。
そして、講演者、研究者、企業実践者、参加者との対話を通じて、
自分だけでは見えなかった前提に気づき、
明日からの行動につながる新しい問いを持ち帰ることができます。
Value Conferenceが大切にしているのは、
講演を聞くだけでは得られない対話です。
新しい視点は、人との出会いから生まれる。
新しい問いは、異なる経験や知識の交差から生まれる。
そして新しい価値は、その対話の先に生まれる。
Value Conference 2026では、
講演者、発表者、参加者が立場や組織を超えて交流する場として、
インターコンチネンタルホテル横浜 ボールルームにて
Networking Banquetを開催します。
経営者、研究者、技術者、コンサルタント、VE実践者、変革リーダー。
それぞれが持つ知見や経験を共有しながら、
新たな視点とつながりを得る特別な時間です。
これは、単なる懇親会ではありません。
Value Conferenceが目指す、
視点と思考の交換を体現する、
価値創造者たちのための対話の場です。
Value Conference 2026 Committee